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ニューヨーク州で、ダニに刺されることで赤身肉や乳製品にアレルギー反応が出る「アルファガル症候群」への懸念が高まっている。米疾病対策予防センター(CDC)の研究で、ロングアイランドのサフォーク郡が全米で最も症例が多い可能性があると判明。同症候群の啓蒙団体が注意を呼びかけている。ニューヨークタイムズが2日、伝えた。

発症例はサフォーク郡人口1.2%に相当
CDCのデータによればロングアイランドのサフォーク郡で2010〜22年の間、3800人から1万8000人がアルファガル症候群を発症していた可能性があり、これは同郡の人口の最大1.2%に相当する。それにもかかわらず、ニューヨーク州保健局(DOH)は州全体の患者数を把握しておらず、報告義務のある疾患にも指定していない。ローンスターダニがあまり見られないニューヨーク市では追跡を行っており、市衛生委員会によると24年以降、アルファガル症候群と疑がわれる例が280件報告されているという。一方、アーカンソー、ケンタッキー、バージニア州などでは、検査で陽性が出た場合は州へ報告する仕組みが整っており、流行状況の把握に役立てている。
じんましん、下痢、嘔吐、死ぬことも
アルファガル症候群は約20年前に発見され、主にローンスターダニに刺されることで発症すると考えられている。症状はじんましん、下痢、嘔吐などで、ハンバーガーやベーコン、乳製品の摂取後に起こることがあり、重篤な場合は死に至ることもある。DOHは現在、監視方法の導入を検討しているが、現時点では十分な追跡体制がない。専門家や支援団体は、患者数の把握が進まなければ、注意喚起や地域ごとの感染拡大の把握が難しいと懸念を示している。
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