マンハッタンのタイムズスクエアで8月31日午後4時60分ごろ、女が通行人2人を相次いで刺し、1人を死亡させた。女は警察官に向かって突進し、銃撃を受けて死亡した。

犯人はメンタルヘルスの対応歴あり
ニューヨーク市警察(NYPD)によると、クイーンズ在住のパメラ・シスネロス容疑者(49)は、西41丁目と7番街で地下鉄を出て妻と信号待ちをしていた男性(68)の腹部脇を刺した。その20秒足らず後、ニュージャージー州チェスター在住のエリン・ピアチェンティさん(32)の腹部を無言で刺した。ピアチェンティさんは搬送先の病院で死亡、男性の容体は安定している。
容疑者は西43丁目の市警施設付近で警察官と対峙。警察官は約4分間、刃物を捨てるよう説得し、テーザー銃も使用したが、容疑者が両手に包丁を持ったまま突進したため発砲した。現場から包丁2本が押収された。NYPDの記録では、容疑者には精神面に関する対応歴があり、2018年と19年に警察との接触があったが、詳細は不明。
同地区では8月30日までの殺人事件は前年同期と同じ2件、重罪暴行は5%減少している。一方、今年4月にはグランド・セントラル・ターミナル、6月にはペンステーションでも刃物による襲撃事件が起きている。
無差別襲撃から身を守るには
通り魔による無差別襲撃を完全に予測することは困難だが、「早く異変に気づき、距離を取る」ことで危険を減らせる。基本は、銃撃事件に遭遇した際のFBI(連邦捜査局)の指針「Run(逃げる)・Hide(隠れる)・Fight(最後の抵抗)」だが、刃物による襲撃にも応用できる。
1. 携帯電話を見続けず、周囲の怒声、急な人の流れ、刃物を持つ人物などに注意する
2. イヤホンは音量を抑えるか、混雑した場所では片耳を空ける
3. 店舗や駅に入ったら、最寄りの出口だけでなく「別の出口」も確認する
4. 信号待ちでは人の流れを妨げない範囲で壁際や店舗入口など、すぐ移動できる場所に立つ
5. 子ども連れの場合は、手をつなぎ、はぐれた際の集合場所を事前に決めておく
















