料理を追加するたびに、会計が気になる。外食費がかさむニューヨークで、定額で好きな料理を楽しめる「食べ放題」が再び注目されている。イーストビレッジに9月にオープンした南部料理のビュッフェには、金曜の夜、入店を待つ人たちの列ができていた。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、食料品価格の上昇を背景に、食べ放題の割安感が見直されていると報じた。同紙が紹介した店の一つが「グッド・タイム・カントリー・ビュッフェ(Good Time Country Buffet)」だ。

会計を気にせず食べられる安心感
広報担当者によると、同店のビュッフェ料金は1人26.99ドル。定額制の魅力は、たくさん食べられることだけではない。追加の料理を取るたびに、値段を気にせずに済む。共同経営者のデービッド・ユンは、予約サイトResyのインタビューで、決まった金額を払った後は会計を心配せずに楽しめる体験を届けたかったと話している。

昔ながらのビュッフェを、今のニューヨークに
店を手がけたのは、韓国料理店「Kisa」や「C as in Charlie」を運営する3人。いずれもアトランタで育ち、子どもの頃から南部のビュッフェに親しんできた。共同経営者のユンにとっては、祖父母と出かけたり、誕生日を祝ったりした思い出の場所でもある。料理にはフライドチキンやマカロニ&チーズ、マッシュポテトなどが並ぶ。店内には柄入りの壁紙やカーペットを取り入れ、昔ながらの米国のビュッフェの雰囲気を再現している。
大人には懐かしく、若者には新しい
一方で、かつてのビュッフェ文化を知らない世代もいる。ユンはまた、系列店の若いスタッフの中に、食べ放題のビュッフェを経験したことがない人がいて驚いたと話している。

以前から知る人には懐かしく、初めて訪れる人には新鮮に映る。好きな料理を自分で選び、皿を手に席へ戻る。その気軽な食事のスタイルが、外食の値段を気にする時代に、改めて関心を集めている。














