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冤罪のサラーム氏、予備選で大勝収める
89年、白人女性強盗致傷事件で

1989年にセントラルパークで起きたジョギング中の女性に対する強姦致傷事件において、冤罪(えんざい)となったユセフ・サラーム氏が、ハーレム地区の予備選で、次点候補に倍近くの差を付ける大勝を収めた。ニューヨーク・タイムズが5日、報じた。
最新の票集計によれば、サラーム氏は64%の得票率を獲得した一方、次点のイネス・ディケンズ州議会議員は36%となっている。サラーム氏は、現職のアル・テイラー氏の得票も上回っていることから、今後、有力な対抗候補が出現するのは困難との見方が広がっている。
サラーム氏は、ジョギングをしていた白人女性が性的暴行を受け重傷を負った事件で、自白を強要された黒人とラテン系の少年5人のうちの1人。有罪判決を受け、服役を強いられたものの、真犯人が現れた13年後に判決が覆り、無罪となった。
声明で、サラーム氏は「私たちが愛するハーレム・コミュニティのための正義や尊厳、良識における勝利だ」と強調。困っている人に正面から向き合いながら、あらゆる事象に対処することが必要との認識を示した。
サラーム氏は選挙期間中、同事件について死刑を求刑する全面広告をニューヨーク・タイムズ紙のほか、他紙にも掲載したトランプ前大統領について言及するとともに、7年間に及んだ刑務所生活などについても語った。
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