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ビールやワイン片手に映画鑑賞
館内でのアルコール提供、承認

ニューヨーク州酒類管理局(SLA)は19日、映画館でのアルコールの提供を満場一致で承認した。経営者はリカーライセンス(酒類販売許可)を申請、観客はロビーや劇場に併設されたバーだけでなく、映画を見ながらビールやワインを楽しめるようになる。米劇場経営者協会(NATO)の要請に応じた。ゴッサミストが20日、報じた。
映画館でのアルコールの提供については、クオモ前知事が長年にわたり同意していたが、州議会が承認しなかったため、暗礁に乗り上げていた。映画館の経営者らは、1987年の州アルコール飲料規制法の改正条項は「映画館による酒類販売免許の申請を禁止していない」として、SLAに直訴。NATOのテレサ・ルッソ弁護士は「劇場経営者には、映画館での楽しみ方をより良いものとし、費用の高騰を補い、従業員を維持するためにできる新しい方法を模索することが不可欠だ。ビールとワインの販売は、これらの逆風に対応するのに役立つ重要な収益源を生み出す」との文書をSLAに送っていた。
酒類販売の許可がおりるには、申請から数週間~数カ月かかる見込み。ただ、映画館で提供できるのは当面、ビールとワインにとどまり、州法で禁じられた蒸留酒やカクテルなどの販売は、今回は見送られる。
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