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先週末、地下鉄内の暴行事件8件
「地下鉄の安全計画」を発表


ニューヨーク市内の地下鉄で先週末、8件の暴行事件が発生した。21日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
18日夜、マンハッタン区内の地下鉄1番線内で喫煙を注意した31歳の男性が左腕を刺されたのを皮切りに、21日朝にはブロンクス区内の4番線内で30歳の女性が小さな金属パイプで顔を殴打された事件を含む8件が週末に集中して発生した。5区内の4つ路線内と4つの駅構内で起っており、数人の被害者が入院中だ。容疑者逮捕は1件にとどまる。
2019年と21年を比較すると、地下鉄内では強盗、暴行が急増。重暴行は25%も増えている。決まったパターンがないことから対策は一筋縄ではいかない。アダムズ市長らは18日、警官と精神衛生専門家を使い、地下鉄をねぐらとする1000人以上のホームレスを排除すると発表した。しかし、先週末の8件の内、ホームレス関与は2件のみ。1件は、被害者だ。
アダムズ氏は就任後、地下鉄内に警官1000人を増員している。タイムズスクエア駅のプラットフォームから女性が線路に突き落とされた事件では、近くに警官2人がいた。警官増員が必ずしも答えではない証拠となっている。公安政策に関する非営利団体「バイタル・シティー」の創設者、エリザベス・グレイザーさんは「きめ細かい、考え抜いたアプローチが必要だ」と提案する。
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