先週は、寒かったですねえ。皆さん、体調はいかがですか? ようやく雪も積もり、21日火曜日や22日水曜日などは、最低気温が10℉(-12℃)ということで、凍てつく寒さを久々に感じました。極渦(=Polar Vortex)が要因とのことで、フロリダやテキサスでも雪が降ったくらいですからね。(ちなみに、この極渦は、それなりの頻度でおこるので、直接地球温暖化とは関係はないようです。例えば、2019年1月にはシカゴ全体が凍りましたし、2021年2月のものはテキサスで大規模停電が起こり、テキサスの電力自由化が問題になりました。)
新年となり、これから“2024年通年ランキング”ものが出てくると思いますが、先週は住宅もののランキング記事が2本もありました。Hudson Yardsの住宅平均販売価格が$7.1M(11.1億円!)というのには、驚きましたね。以前は、こちらにオフィスがあり、Hudson Yardsが、名物のVesselとともにオープンしたのが2019年3月で、このころは毎日のようにここを通っていました。ただ、直後にコロナがあったこともあり、閑散としていたのですが、それも今は昔でThe High Lineの人だかりもすごいですもんね。周囲のレジデンシャル・ビルディングの建設も終わり、すっかり新しい街になりましたね。このあたりのダイナミズムは、さすがNYだと思います。
一方で、NY市の「住みたい地区」トップには、QueensにあるRidgewoodが2年連続1位とのことですが、やはりポイントは、「マンハッタンへの交通の便、街並み、アメニティーの良さ、そして手頃な住宅価格」なんでしょうね。Ridgewoodの場合、家賃希望価格は$3,200とNY市全体の平均家賃よりも2割ほど安いですからね。ただ、この類の調査は、NY市で比べるので、マンハッタンまでの距離・時間で言うと、New Jerseyも入れてもいいような気がしますけどね。例えば、George Washington Bridgeをわたってすぐの、日本人の方々にも人気のFort Leeなどは、平均家賃が$3,000をきりますしね。(もちろん、“NY市”ではないので。世界は、NYCしかみてくれないし。。。)
いよいよTrump2.0が始まりましたね。早速初日には、過去最高の26もの大統領令を出し、WHOや気候変動に関するパリ協定からの離脱とともに、カナダとメキシコへの関税を打ち出すなど海外諸国も早速翻弄されています。また、国内政策においても、移民政策に関しては、非常事態宣言を出してメキシコとの国境をかためるとともに、国内不法移民の取り締まり強化に乗り出す一方、4年前の1月6日に連邦議会を襲撃して捕まった人々1,500人あまりに恩赦をだし、DEIやLGBTQ+には厳しい姿勢を示すなど、多方面で人々の日常生活に影響を与える施策を打ち出しました。(ちなみに、これまで初日に過去最高の大統領令を出したのは、バイデン大統領(17)なので、その点では近年のトレンドかもしれません。また、2期目ということで、手続きの慣れを指摘する声もよく聞かれますね。)これらの“トランプ劇場”は今後も毎週のように続きますし、まだ4年ありますので、ゆっくりと触れていこうかと思います。
今日も含めて、少しずつ寒さは和らいでくるようですが、まだまだ冬は続きますので、くれぐれも体調管理にはお気を付けください。では引き続きよい週末をお過ごしください。
代表 武田 秀俊
今週の1枚

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