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22日付のNY1によると、ニューヨーク市内の一部の学校で、IT教育の強化を図るため、今年度からコンピューターサイエンスが必須科目となることが決定した。
市が進めるこの取り組みは約1700校の公立校を対象に、今後10年間に専門の教師を増員し、コンピューターサイエンスの授業を採用することで、時代に合ったIT知識を持つ子どもたちを育成するというもの。およそ8100万ドル(約81億円3千万円)の予算を想定しているが、既にAOLやAT&Tなどの企業からの出資により2千万ドル(約20億1千万円)ほどが集まっているという。「コンピューターサイエンスは現代に欠かせないもの。学校でその知識を養う必要がある」と市長は熱弁をふるう。
市内のIT企業の雇用件数は、2007~14年までの7年間で57%増加し急成長を遂げているが、採用されるのは市外出身者が多く、今後はより多くの市出身のエンジニアを育成しようという声が関係者から上がっていた。IT分野に精通する投資家の1人は、「全員にソフトウェア開発ができるほどの能力は必要ないが、何のために使うのか、どのような仕組みなのかは皆知っておく必要がある」と話す。
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