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26日付のNY1によると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は同日、市内の公立高校に通う低所得家庭の生徒を対象に、来年度のニューヨーク市立大学(CUNY)受験の出願料65ドル(約6540円)を免除する制度を開始すると発表した。
これは、経済的な理由で出願料を捻出できず、進学を断念する市内の学生を救済するための取り組み。対象者は、保護者が公的扶助を受給している、あるいはホームレス家庭や里親家庭で暮らしている生徒。入学した場合は、学内の食堂のランチ代も割引されるという。市教育局(DOE)のカルメン・ファリーニャ局長は「たった65ドルの免除と思うかもしれないが、この出願料が払えない家庭があるというのも事実。このような生徒たちにも平等に受験機会を与え、進学しやすい環境を整えたい」と話す。
市はこうした経済的に困窮する家庭の生徒約4万人がこの制度の恩恵を受けると予想しており、市の負担額は240万ドル(約2億4100万円)になると試算する。
デ・ブラシオ市長は、「大学の学位はその後の就職活動を大きく左右するもの」と明言し、市内の生徒の進学率を伸ばすため、さまざまな支援を進めていくという。
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