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【8日付ニューヨークポスト】ニューヨーク州賭博委員会は8日、州内で初めて「割引屋」と呼ばれる宝くじ違法受取人を逮捕したと発表した。
州で賞金600ドル(約6万6000円)以上の宝くじに当たった場合、滞納している税金などを天引きする規則となっている。割引屋とは、それらを避けるために当選者が金銭を払って雇う、第三者の受取人を指す。
同委員会が州税当局の代理として逮捕したのは、ブロンクス区在住のエデュアルド・モラン=バレラ(63)とマンハッタン区在住のニール・ファーガソン(50)の両容疑者。モラン=バレラ容疑者は2012年から16年にかけて686枚の当たりくじを賞金総額148万ドル(約1億6000万円)と引き換えていた。ファーガソン容疑者は91枚で27万3139ドル(約3000万円)だった。5000ドルの当選者が、州に対し17万ドル以上の債務を負っていた例もあるという。
2人は宝くじの賞金に対する税金を支払っておらず、脱税の罪にも問われている。同時にこの2人に賞金を引き渡した宝くじの小売業者7人も逮捕された。
同委員会は今後も捜査を進め、共犯者をあぶり出して不正行為の撲滅に務めるとしている。

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