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【22日付FOX5】ロングアイランドの高校生がこのほど、カイコを使ってスーパーマテリアル(新素材)を作り出し、世界的に注目を集めている。
この高校生はアリッサ・アイラミさんとオードリー・シャインさん。結合炭素のグラフェンと絹は共に強靭な素材であることに目を付けた。「この2つを結び付ければ、スーパーマテリアルができると思った」とアイラミさんは話す。2人は70匹のカイコを2つのグループに分け、1つのグループにはグラフェンを食べさせた。両グループのカイコが作ったまゆ玉から絹糸を採り、強度を比べたところ、グラフェンを食べたカイコから採れた絹糸の方が強靭だった。
さらにこのスーパーマテリアルは吸水性に長けていることから、環境保全に活かすことを思い付いた。ミシガン州フリント市で発生したような汚染水の洗浄にスーパーマテリアルのまゆ玉を活用できるという。
このアイデアをロングアイランドの電気部品メーカー、スペルマンが主催する環境技術コンテストに出展したところ、最終審査を通り、最優秀賞の選考に残った。「ファイナリストに選ばれなくても、世界中から参加者が集まっており、アイデアを交換するのはとても楽しい」とシャインさんは顔を輝かせた。

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