RELATED POST

米食品医薬品局(FDA)栄養補助食品局長のダニエル・ファブリカント氏はこのほど、米国内のサプリメント会社の約70%がサプリメントの原料や製造方法などに関し、FDAの規定に違反して商品を製造していることを明らかにした。この数字は過去5年間のリコール件数やFDA当局の業者検査記録から判明した。
違反の具体例としては、原料の不明確な計測や不衛生な製造機器、ハーブ製品に含まれる残留農薬や違法な処方薬の混入などがある。同氏はサプリメントの多くは有害ではないと前置きした上で、「市場に出回っている商品には、危険が潜んでいる可能性があることも理解してほしい」と指摘する。
今や国民の約半数にあたる1億5000万人が、マルチビタミンやミネラルなどのさまざまなサプリメントを定期的に服用していると言われているが、こうした商品は法律上「食品」とみなされており、処方薬のような厳しい規制がないため、誰でも気軽に購入することができる。このため、リコールや製造上の諸問題、製品の汚染による副作用などの問題が度々発生している。
ファブリカント氏はFDAがこうした状況を改善することは法律上不可能であり、早い時期にサプリメント業界を監督する機関を設ける必要があると訴えている。
サプリメント業界は年間売上280億ドルの巨大ビジネスで、大小450の業者が参入している。
RECOMMENDED
-

客室乗務員が教える「本当に快適な座席」とは? プロが選ぶベストシートの理由
-

NYの「1日の生活費」が桁違い、普通に過ごして7万円…ローカル住人が検証
-

ベテラン客室乗務員が教える「機内での迷惑行為」、食事サービス中のヘッドホンにも注意?
-

パスポートは必ず手元に、飛行機の旅で「意外と多い落とし穴」をチェック
-

日本帰省マストバイ!NY在住者が選んだ「食品土産まとめ」、ご当地&調味料が人気
-

機内配布のブランケットは不衛生かも…キレイなものとの「見分け方」は? 客室乗務員はマイ毛布持参をおすすめ
-

白づくめの4000人がNYに集結、世界を席巻する「謎のピクニック」を知ってる?
-

長距離フライト、いつトイレに行くのがベスト? 客室乗務員がすすめる最適なタイミング
-

機内Wi-Fiが最も速い航空会社はどこ? 1位は「ハワイアン航空」、JALとANAは?
-

「安い日本」はもう終わり? 外国人観光客に迫る値上げラッシュ、テーマパークや富士山まで








