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ニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長は15日、市における歩行者交通死亡事故の増加を受け、これを食い止めるための新安全対策の概要を発表した。
「ビジョン・ゼロ」と名付けられた交通事故撲滅対策ではまず、違反車両を見逃さないように監視カメラの設置台数を増やし、カメラが捉えた車両への違反切符の発行を徹底する。また特定の道路での速度制限を時速20マイルまで下げ、重大な交通違反への対応のため、より多くの警官を配備する。
さらに、ニューヨーク市警察庁(NYPD)、市交通局、市保健精神衛生局、タクシー・リムジン委員会の幹部らによって構成される特別委員会を設け、交通事故を減少させるための対策に取り組む。
市長はまた、市内5区により多くの監視カメラを設置するため、市にその設置権限を与えるよう、州議会へ請願する意向を表明している。
市ではことしに入り、わずか2週間の間に11人が交通事故で死亡しており、うち7人は歩行者だった。1月第2週目には、マンハッタン区アッパーウエストで道路を横断していた7歳の少年が、父親の目の前でタクシーにひかれ死亡するという事件が起きた。
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