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ニューヨークのジャパン・ソサエティーは、7月10日から27日までの間、毎年恒例となっている北米最大規模の日本映画祭「ジャパン・カッツ」を開催している。 19日に行われた舞台挨拶では、同イベントの上映作品でもある「リノから来た男」「猫侍」「キラーズ」の3作品に出演した俳優の北村一輝氏と、「リノから来た男」の監督のデイヴ・ボイル氏が上映後にトークイベントを開催し、観客からの質疑応答も行なった。
北村氏は、長身に爽やかな笑顔で親しみやすく印象的。また終始、観客に笑顔を見せ、会場は和やかなムードに包まれていた。同イベントの司会者から「この作品に出演することになった経緯は?」という質問に対して同氏は、「まずは脚本を読み、その作品に出るかを判断する。この映画の脚本が良かったという事もあるが、ボイル監督の作品を何本が観て、一緒にやってみたいと思ったので出演を決めた。」とし、「海外の映画に出演するにあたり、英語をしゃべれないことに関してはあまり苦労は無い。しかし、外国人である監督がイメージしている日本人と、自分が思っている日本人には違いがある。ただ、映画は監督のものだと思っているから、監督の思い描く日本人を演じた」と話し、北村氏の発言に、監督は笑顔で「ありがとう」とこたえ、観客からは拍手が起こった。また、ボイル監督の次回作の話が出ると、北村氏は「もちろん、声をかけてくれますよね」と、冗談交じりに声をかけ、両氏が素晴らしい信頼関係を築いていることを感じさせた。
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