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司法省の3年間にわたる捜査により、ニューヨーク市ライカ―ズアイランド刑務所で、看守による青少年被収容者への暴力が日常的に行われていることが明らかになった。
4日に公開された79ページにわたる連邦人権捜査の報告書によると、同刑務所の青少年被収容者の40%以上が看守から暴力を受けていたといい、その多くが監視カメラの死角で行われていたという。カメラに映った暴力については、「ビデオ紛失」で処理され、看守間でも口外しないという暗黙のルールが存在していた。
2012年以降、同刑務所の青少年の数は791人から412人に減少しているが、司法省は提出した70件の修正案の中で、同刑務所に収監されている青少年を別の施設に移すよう市に要請した。それらの施設では特別訓練を受けた職員がおり充分な数の監視カメラが設置され、改善訓練を実施して虐待者の取締を行っているという。
市は49日以内に要請に回答する義務があり、その後司法省が市を提訴するか決定する。刑事提訴については未発表であるが、可能性もあるという。
同刑務所には現在1万4000人が収監され、その多くが裁判を待つ未決拘禁者である。ニューヨーク州刑法では、16歳から成人として扱われる為、同刑務所には多くの未成年者が勾留されている。報告書は、聞き取り調査と200件の事件記録を調べる事により作成された。
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