ニューヨーク市のマムダニ市長は6月26日、市全域の青少年および成人がジェンダー肯定的ケアを受けられるよう、アクセスを保護・拡大するための3つの主要な新施策を発表した。トランプ政権からの攻撃が激化し不確実性が高まる現状において先見的な取り組みとなる。

ジェンダー肯定的ケアへのアクセスを確保するため、ニューヨーク市は1500万ドル(約24億3000万円=1ドル162円で換算)を投入し、次の取り組みを行う。
マムダニ政権のジェンダー肯定的ケア
ケアアクセス基金を設立 若者を対象としたジェンダー肯定的ケアを提供する医療機関を支援することで、ニューヨーカーが医学的に必要なケアを引き続き受けられるようにする。
電話・テキストメッセージ対応のホットラインを開設 ジェンダー肯定的ケアに関連するケア、サービス、情報、リソース、サポートをニューヨーカーに提供する。
関連研究への資金を提供 トランスジェンダーおよびジェンダー・ノンコンフォーミングのニューヨーカーにおける医療へのアクセスや治療成果における格差を特定する。LGBTQ+コミュニティーのニーズをより深く理解し、それに応えるために投資を行う。
ニューヨーク市法務局は今月初め、ジェンダー肯定的ケアを受けた患者の医療記録の提出を求める連邦大陪審の召喚状に反対し、トランスジェンダーの青少年および若年成人を代表して提起された法的異議申し立てを支持するアミカスブリーフを提出。これに対し、マンハッタンの連邦地裁判事は24日、差し止め命令を認め米司法省が召喚状を用いてトランスジェンダー患者の機密性の高い医療記録にアクセスすることを阻止した(6月25日付本紙で既報)。
NY市は「ありのままの自分」を応援
マムダニ市長は記者会見で、全てのニューヨーカーは、ありのままの自分として生き、必要な医療を受けられる自由を持つべきであると力説。「連邦政府がトランスジェンダーの人々を攻撃し、患者や家族、医療提供者を威嚇しようとする中、ニューヨーク市は断固として立ち向かう。私たちは医療を守り、それを提供する医療提供者を支援し、トランスジェンダーのニューヨーカーがこの街に属していることを明確に示す。医療は人権であり、私たちはそれを守るために全力を尽くす」と述べた。





















