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住宅の建設やその他の有効利用のため、建物や敷地、空中権などを売却する教会が増えているという。それに伴いブルックリン区では、エリック・アダム区長が主催する「宗教的理念に基づいた土地開発」と題した会議がこのほど催され、コブル・ヒル、フラット・ブッシュ、クラウン・ハイツなど、主に同区ダウンタウン地域で教会や礼拝所を運営する宗教指導者ら数百人が集まり説明を受けた。
会議では、駐車場や余分なビル、空き地などを売却又は開発するための民間開発業者との付き合い方、またそれらの土地に手頃な価格の住宅を建てるための市機関との協力の仕方などが説明された。
近年、教会は信徒減少に伴い財政難に陥り、急成長する同区の不動産市場に救済措置を求めるようになった。同区では過去2年間に、20以上の歴史ある教会が閉鎖され居住施設へと姿を変えている。
教会の存続を希望する者や開発業者に騙されることを懸念する指導者も存在するが、手頃な価格の住宅を建設することで地域住民の利益となる。また、売却や賃貸の収益を社会奉仕活動や新しい教会及び公民館などの建設費用に充てることができるため、多くの指導者は土地開発に興味を示している。
同区長は、410億ドルを費やし20万戸の手頃な価格の住宅を建設する計画を立てており、これらの教会の情報をその候補地として市に提出する計画である。
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