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マンハッタン区の老舗高級ステーキレストラン「スパークス・ステーキハウス」の従業員たちが10日から、医療保険の全額負担と職場での言葉による虐待禁止を求め、店の前でデモを行っている。同区東46丁目310番地にある同店のウエイター34人とバーテンダー2人が同日より、連日午前10時から午後11時まで、仕事を放棄して店先に集結し、大声をあげ笛を吹き鳴らすなどした。
同店のウエイターの給料は、時給5ドルとチップで、従業員らは当初、時給を9ドルへ値上げることを求めていた。だが、今回のデモでは、現在3分の1を自己負担させられている医療保険の保険料全額の負担を求めている。併せて、管理スタッフに対する従業員への態度の改善を求めている。同店に3年間勤務しているウエイターによると、「調理場のスタッフや経営管理者らに暴言を吐かれ、異なった言語で異なった名前で呼ばれる」など、虐待が日常的に行われているという。
食品商業協同組合ローカル342に所属する従業員らは、経営陣と1年半の間交渉を続けてきたが、経営陣が今月初め、ホリデーシーズンが終わるまで話し合いを延期することを決めたため、デモに踏み切ったという。
同店は新しい従業員を補充し通常通りの営業を始めたが、デモ以降、来客数は減っているという。
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