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ニューヨーク市では3日〜8日まで、国際的なアートの見本市「アーモリー・ウイーク」が行われた。期間中は市内各地で展示や販売が行われ、中でも最大規模の展示場「アーモリー・ショー」には、マンハッタン区ミッドタウンのピア92と94の会場に多くの人が詰めかけた。
同会場では4日、一般公開に先駆け招待客だけの内覧会が行われ、厳しい寒さにも関わらず大盛況となった。会場には約200のギャラリーが様々なアート作品を持ち込み、中でも今年は中近東からの出品がこれまでにないほど多かった。あるディーラーによると、6日現在作品の売れ行きは例年通りのレベルで、取り引きが多いのは50万ドル以下の作品だという。
米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、ドイツのあるギャラリーはジェニー・ホルツ氏作の石造りのベンチを15万ドルで売却、またニューヨーク市内のディーラーは6フィートの鋳鉄の男性像(アントニー・ゴームレイ氏作)を53万ドルで取り引きしたという。
中東地域からの作品では、サウジアラビア出身のアーメド・マター氏が制作した、おもちゃの銃に使われる赤いプラスチックの火薬のふたを並べ、アラビア語のことわざを表した26フィートの壁画に8万8000ドルの値がつけられた。
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