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ホームレス擁護団体、ホームレス・コアリションが発表した「ステート・オブ・ザ・ホームレス2015」によると、ニューヨーク市のホームレスの数が史上最多に達していることがわかった。
2014年に、前年比13%増の、1日平均2万5400人以上の子どもを含む6万600人が市のホームレスシェルターを利用しており、昨年一度でもシェルターを利用した人は約4万2000人の子どもを含む約11万6000人いた。黒人の子どもの6%、ラテン・アメリカ系の子どもの2.9%がシェルターで暮らしており、市のホームレスの子どもの数は83年から5倍に増えているという。
手頃な価格の住宅不足に加え、強制退去数が05年の2万1945件から14年には2万6857件に増加していることや、マイケル・ブルームバーグ前市長のホームレス政策の失敗が増加の要因とみられる。
ホームレス・コアリションはニューヨーク市のビル・デ・ブラシオ市長に、年間最低2500戸の公営住宅をホームレスに提供するよう求めており、これが実現すれば、シェルター利用者数の40%削減が可能だという。
また同団体は、市長の10年住宅計画で建設される20万戸の住宅の最低10%をホームレスに提供すること、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が賃貸補助制度を強化し、援助が必要な障害を持つホームレスに対応した住宅3万戸建設のため、州の負担金を全額出資するよう求めている。
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