2026年1月20日 NEWS DAILY CONTENTS

アメリカ・NJ州に女性知事誕生、民主党3期連続は65年ぶり

昨年11月のニュージャージー州知事選挙でトランプ大統領が支持した共和党候補に圧勝したミッキー・シェリル氏(民主、54)が20日、ニューアークで宣誓を行い、第57代知事に就任した。シェリル氏は、2期にわたってニュージャージー州を率いたフィリップ・D・マーフィー氏(民主)の後任となる。民主党が知事の座を3期連続で占めるのは65年ぶり。女性が同州の知事となるのは、クリスティー・トッド・ホイットマン氏(共和、2期務めた後、ジョージ・W・ブッシュ政権下で環境保護庁長官)に次いで2人目。ニューヨークタイムズなど主要メディアが同日、伝えた。

就任の宣誓をするシェリル氏(photo: CBS New YorkのYouTube https://www.youtube.com/@CBSNewYorkからスクリーンショットショット=2026年1月20日)

シェリル氏は就任演説で独立戦争におけるニュージャージー州の役割について語り、独立宣言における国王への不満を引用しトランプ氏と比較。「大統領が違法に権力を奪取しているのを私たちは目撃している。彼は憲法違反の関税政策を施行し、自身と家族のために数十億ドルを稼いでいる一方で、他の誰もがコストの高騰に苦しんでいる。ここでわれわれが求めるのは、公職に就く者たちが真に公衆に奉仕することだ」と語った。

また、急騰する公共料金の凍結と、太陽光と原子力に次ぐ新たな電力生産源確立の二つの行政命令を宣言。企業の規制緩和、学校向けメンタル・ヘルス・カウンセラーの増員、効果的な個別指導への投資、新設の「ソーシャルメディア依存症監視機関」で収集したデータを用い、アルゴリズムで子どもや青少年を誘引するデジタルプラットフォームに対処すると表明している。

シェリル氏はバージニア州アレクサンドリア出身。1994年に海軍兵学校を卒業後、ヘリコプターパイロットを務めるなどして9年間海軍に勤務し、その後ジョージタウン大学のロースクールに進学。夫のジェイソン・ヘドバーグ氏と共に2010年、富裕層と左派寄りの有権者が多く住むことで知られるニュージャージー州モントクレアに移住。15〜16年ニュージャージー地区連邦検事補、19〜25年ニュージャージー州第11選挙区選出下院議員。4人の子どもがおり、うち2人は海軍兵学校1年生。

副知事はデール・コールドウェル氏

副知事となるデール・コールドウェル氏はメソジスト派牧師で、学校運営に豊富な経験をもつ。2023年、ニュージャージー州ハケットスタウンにあるセンテナリー大学の初代黒人学長に就任。居住地であるニューブランズウィックでは25年間教育委員会委員を務めた。自閉症や問題行動のある児童向け学校を運営するニュージャージー州教育サービス委員会の会長を20年間務めた他、ニュージャージー州アズベリーパークでのチャータースクール設立にも携わった。

                       
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