アメリカでは今週末、夏時間(Daylight Saving Time)が始まり、日曜の午前2時に時計が1時間進む。
毎年恒例のこの変更を巡り、健康への影響や生活への負担を理由に制度見直しを求める声が毎年のように広がっている。PBSが6日、伝えた。

日曜に時計を1時間進める
アメリカでは3月第2日曜に夏時間が始まり、日曜午前2時に時計が1時間進む。これによりその日は「23時間の1日」となる。睡眠リズムが乱れたり、早朝の通勤や犬の散歩がまだ暗い時間帯になったりするなど生活への影響も多く、毎年この時期には不満の声が上がる。
それでも制度はなかなか変わらない
世論調査では、年2回の時計変更を好まない人が多いものの、制度変更は進んでいない。常に夏時間にする場合、一部地域では冬の日の出が午前9時ごろになる。一方、標準時のままにすると夏は日の出が非常に早くなる地域もあり、どちらにも課題があるからだ。
永久夏時間を求める州も
2018年以降、アメリカでは19州が「恒久的な夏時間」への移行を求める法律を可決している。しかし実施には連邦議会の承認が必要で、2022年に上院で関連法案が可決されたものの、下院では採決に至っていない。航空業界などからは時刻変更による運航スケジュールの混乱を懸念する声も出ている。
専門家「朝の光が健康に重要」
睡眠研究者の多くは、年間を通して標準時を維持する方が健康に良いと指摘する。朝の光は体内時計(サーカディアンリズム=体内の睡眠・覚醒リズム)を整える重要な要素で、時計を進める夏時間への切り替え後には交通事故や心臓発作が増えるとの研究もある。
編集部のコメント
この時期になると、毎年出る話題。みんなが嫌がっている時計変更なのに、一向に進まない議論。おもしろいですね。ニューヨーク州でも、今週日曜から夏時間が始まります。日本との時差は通常14時間ですが、この期間は13時間になります。今では、Google CalendarやOutlookなどで、Meeting Inviteを送ることが日常的になっているものの、日本との会議になると1時間間違っていた、、、なんてことが起こるものこの季節。夏時間後の予定には改めてご注意を。
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