長期化するアメリカ政府機関の一部閉鎖に伴い運輸保安庁(TSA)の人手不足が深刻化する中、トランプ政権が移民関税執行局(ICE)の捜査官を空港業務の補助に投入すると決定。23日朝、全米の空港でICE捜査官の配置が始まった。ニューヨークタイムズなどが23日、伝えた。

匿名を条件に語った政府当局者によると、派遣されたICE捜査官は100〜150人。同当局者は、派遣の目的はTSA職員の支援で、ICE捜査官が移民を逮捕する予定はないと述べたが、これは21日にトランプ氏が述べた内容と矛盾しているようだ。
トランプ氏は21日、国土安全保障省(DHS)の予算を巡り上院・共和党と民主党の間で対立が続く中、23日に全米の空港にICEの捜査官を派遣すると述べ、Truth Socialに「過激な左派民主党員たちが、わが国、とりわけ空港を再び自由で安全な場所にするための合意に署名しないなら、私は優秀で愛国心あふれるICEの捜査官たちを空港に配置し、そこで彼らがこれまでに誰も見たことのないような警備を行うようにする」と投稿。また、空港におけるICE捜査官の任務には「わが国に入国した全ての不法移民の即時逮捕」が含まれると述べた。
広がる不安の声
ICE捜査官の空港派遣については、一般市民から懐疑と不安の声が上がっている。「彼らの目的が何なのか分からない」と話すのは、ニュージャージー州のニューアーク・リバティ国際空港で8年間勤務し、ターミナルCでベーグルやコーヒーなどを販売するトーニャ・ジョンソンさん(46)。「ただそこに立っているだけで、じゃまなだけだ」
また、空港派遣で、ICE本来の国境取り締まり業務から外れることになる他、航空保安の専門訓練を受けていない点から現場の混乱を懸念する声もある。さらに、空港での対応がより厳しくなるのではないかといった不安や、一部では人種プロファイリングにつながる可能性を指摘する声も出ている。
SNSでは「なぜICEが? まさか・・・もっと列が長くなるよ」「空港ではICEはマスクできないらしい」「旅行が怖くなってきた」「みんなカメラを構えて彼らを撮影して」など、混乱の声が寄せられている。
空港には早めに到着を
今回の措置は全米の空港が対象とされ、ニューヨークやニュージャージー州の空港利用者にも影響が及ぶ可能性がある。春休みシーズンとも重なり、セキュリティーチェックに通常以上の時間がかかることも想定される。日本人旅行者や駐在員は過度に心配する必要はないものの、空港には早めに到着し、パスポートやビザ関連書類を忘れずに携帯するなど、基本的な準備を心がけたい。
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