6月18日、前夜から厳戒態勢が敷かれたニューヨーク(ローワーマンハッタン)で、ニューヨーク・ニックスのNBA優勝を祝うティッカーテープ(紙吹雪)パレードが開催され、53年ぶりの歓喜に沸く現場に編集部も駆けつけた。熱狂の様子を写真とともにレポートする。

パレードの開始時間は午前10時。その3時間前にスタート地点そばの地下鉄ボウリンググリーン駅で下車したが、とき既に遅し。現場は混沌としていて、ニューヨーク市警察(NYPD)のポリスラインが縦横に張り巡らされており、観覧ポイントに近づくことができない。報道によると、「キャニオン・オブ・ヒーローズ」沿いに設けられた観覧エリアは、早い時間から立錐の余地がないほど満員になっていたという。

クイーンズのファーロッカウェイからフェリーに乗って、6時30分には着いていたというバークスさん母娘。あなたにとってニックスとは?と聞くと、「クラシック(時代を超える存在)」と一言。サンアントニオ・スパーズを29点差で逆転した第4戦について「すごくハラハラしたけど、最高だったわ」

「ニックスは僕の全てだよ。生まれてからずっとファンなんだ」と話すダニーさん(右)。「もちろんずっとファンだよ。1989年のイースタンカンファレンスのセミファイナル、99年のファイナルと、ずっと見守ってきたよ。昔は強かったけど、最近は低迷してたからね。この日を待ってたんだ!」とクリスさん(左)。「JB(ジェイレン・ブランソン)もOG(アノヌビー)もいいけど、僕と同じブルックリン出身のアルバラドも好きだよ。彼はご近所さんだからね」とエドさん(中央)。「ニックスの選手はみんな素晴らしいよ」とダニーさん。

右往左往する群衆の後に付いて、ようやくニューヨーク証券取引所の前にたどり着いた。かなり遠いが、ここからなら一瞬だけでも見えるかもしれない。
パレードは予定時間を30分以上遅れてスタート。証券取引所の建物に設置されたスクリーンを見ながら、ニックスのメンバーが乗ったフロートがやって来るのを今か今かと待つ。

パレードが通りかかったと思われる瞬間、群衆が掲げる携帯電話の壁に阻まれ、肝心のフロートは全く見えず。それにもかかわらず、ファンは落胆もせずにその場から離れようとしない。
4時間近く立ちっぱなしで、さすがに疲れはMAXに。ニックスファンの熱気を共有し、心地良い疲労感を覚えながら帰途に就いた。「Go New York, Go New York, Go! 」
NYPDはパレードに200万人以上の観客が集まったと推定。1万人以上の警官も動員され、ニューヨーク市史上、単一のイベントとしては最大規模の警備体制となった。




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