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多様性の街ニューヨークを象徴する新たなスポーツリーグが立ち上がり、人気を博している。ブルックリンのブッシュウィックで6月に発足したトランスジェンダーのためのバスケットボール・リーグ「バスケットドールズ」。選手たちは、カリフォルニアやジョージア、ニュージャージーなど全米各州から、より包括的な社会を求めてニューヨークにやって来た。ゴッサミストが3日、伝えた。
「バスケットドールズは、トランスジェンダーの人たちがスポーツを通じてつながり、お互いのコミュニティーをつくる場にしたかった」。リーグを創設したディレクターのデビン・マイヤーズさん(23)は、立ち上げの狙いについて力を込めて語る。フロリダ州タンパ出身のマイヤーズさんによると、正式なリーグではなくコミュニティースペースと位置付けており、他のスポーツリーグに比べると堅苦しくないという。
トランスジェンダーのスポーツ参加に反対する声が全米で高まる中、バスケットドールズは始動した。初めてのレギュラーシーズンは6月に開幕。市内各地で15回開催した後、9月に閉幕した。ある関係者は「スポーツ競技のロッカールームは否定的な意味で男性的であることが多いため、トランスジェンダーの多くは、スポーツをやらないか、自分には向かないと考えてしまう」と課題を述べた。
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