ニューヨーク市で、大学を卒業した若者の失業率が、大学を卒業していない同年代の若者をわずかに上回った。ニューヨーク・ポストが報じた。

写真はイメージ(photo: Unsplash / Eugene Chystiakov)

大卒は7.3%、非大卒は7.1%

2026年3月までの12カ月平均で、市内の22〜27歳の失業率は、大卒が7.3%、非大卒が7.1%だった。差は0.2ポイントと小さいものの、大卒者の失業率が、同年代の非大卒者をわずかに上回った。失業率は、働いている人と仕事を探している人を合わせた人数に対し、仕事を探していても就けていない人が占める割合。進学などで仕事を探していない人は含まれないため、大卒の若者全体の7.3%が無職という意味ではない。

AIが若手の仕事に影響?

記事で紹介された分析では、社会に出たばかりの若者が担う仕事の一部を、AIが代わりに行っている可能性が指摘されている。大卒者の失業率が上がる一方、非大卒者の失業率は過去2年間で下がった。ただし、こうした変化にAIがどの程度関わっているかは、まだはっきりしていない。

日本では大卒者の失業率が低い

日本の総務省「労働力調査」の2025年平均の人数から計算すると、全国の25〜34歳の失業率は、大学卒が約2.8%、高校卒などが約5.2%だった。この年齢層では、大卒者の失業率が低い。

ただし、ニューヨークは22〜27歳、日本は25〜34歳で、調査期間や学歴の区分も異なる。数字をそのまま比べることはできないが、日本のこの年齢層では、ニューヨークで見られたような逆転は起きていない。