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マンハッタン区の連邦地方裁判所は7日、政治的であるとして地下鉄内での宣伝活動を禁じられていた映画「イスラム教徒が来る!」(原題:The Muslims are Coming!)の広告を、地下鉄やバス内に掲示することを認めるよう、ニューヨーク州都市交通局(MTA)に命じる判決を下した。
物議を醸した反イスラム教団体による広告の掲示を連邦地裁が禁止したことを受け、MTAは4月から地下鉄やバスでの政治的広告を禁止する新規定を導入していた。同映画を制作したベイグリー・クオリファイド・プロダクションズはことし6月、地下鉄やバス内に映画の広告を掲示する許可を求め、裁判所に提訴していた。連邦地裁のコリーン・マクマホン判事は、「広告に“ムスリム”という言葉が含まれているというだけで政治的と判断するのはまったくもって理不尽である」として、同社に28日間の広告活動を許可するようMTAに命じた。
同映画の広告は、映画製作者ネギン・ファーサッドさんとディーン・オべイダラさんによる、「イスラム教徒の不都合な真実:イスラム教徒は素晴らしいオムレツのレシピを持つ」や、「テロリストは皆、変人」といった皮肉たっぷりのコメントが載ったコミカルなもので、映画にはコメディアンのルイス・ブラックさんやジョン・スチュワートさんらが登場する。
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