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ニューヨーク市警察(NYPD)が2日に発表したデータによると、ことしに入ってから地下鉄駅や電車内での逮捕件数と職務質問数が減少しているのに反し、犯罪件数が7.5%増加していたことがわかった。
2015年1月1日~11月1日までの間に、昨年より140件多い約2000件の犯罪が報告されているが、昨年より20%増の425人の地下鉄利用客が強盗の被害に遭っており、重犯罪は178件から205件へと15%増加していた。また、10年に提出された刑事告発のうち居眠り中の被害はわずか13%だったが、ことしに入ってからはこれが全体の36%を占めるようになっている。マンハッタン区内での犯罪件数の増加は9.5%増と顕著で、地下鉄駅での強盗は23.5%、また重暴行は34%増加している。
一方、ことしに入ってからの地下鉄内での逮捕件数は、昨年の4万4000件から7.4%減の4万739件だった。キセル乗車による呼出し状または逮捕の件数は著しく減少しており、呼出し状の数は、昨年の5万9504件からことしは12.6%減の5万2011件、逮捕件数は2.5%の減少だった。地下鉄内での職務質問の件数は、昨年の1590件から865件へと46%減少している。銃の不法所持による逮捕についてだけは、昨年の21件から30件へと48%増加していた。
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