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ニューヨーク市にある公立高校卒業生の2014年大学進学率が、前年に比べ上昇したことが市教育委員会の調査により分かった。
市の教育委員会が10日に発表した調査によると、14年にニューヨーク市内の公立高校を卒業し大学に進学した生徒は全体の53%にのぼった。13年と比べると2%上昇しており、生徒たちの大学進学を促す教育委員会は喜びを隠せないという。同委員会長のカルメン・ファリーナ氏は「ことしの結果に慢心せず、これからも大学進学率を上げるべく、取り組まなければいけないことがたくさんある」としながらも、「この結果はわれわれがここ数年取り組んできたプログラム改善の成果ではないか」と述べている。
ことしから保護者らに配られる学校案内書の内容が大幅に変更され、これまで記載されていなかった課外活動情報や大学受験に有効なアドバンス・プレースメントクラスの紹介、また各校のテストスコアや授業の出席率、卒業割合なども記載されるようになった。「子どもをどの高校に通わせたいかを検討する際に活用してもらえれば」と教育委員会は話しており、引き続き教育環境の向上に取り組むとしている。
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