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毎年10月ごろに始まり春先まで続くインフルエンザのシーズンがやってきたが、ことしは例年に比べて感染者数が少なく、今のところウイルスの活動は低調だ。
感染者が少ない理由として「ワクチンの有効性」を挙げる専門家は多く、米疾病対策センター(CDC)の最新の調査でも、今シーズンのワクチンの効果が高いとしている。インフルエンザワクチンはシーズン前にウイルス株を数種予測して製造されるため、必ずしも実際に流行するウイルス株と一致するとは限らない。昨年は予測が外れワクチンの有効性が20%と低かったことが、大流行の要因のひとつとなった。
ただしウイルスはシーズン中に型が変化する可能性があるため、ワクチン接種をしてもシーズンを通して安全とは限らないと専門家は警告している。
またことしは暖冬であることも感染者が少ない理由のひとつだが、1月以降気温が下がることが予測されており、そうなることでウイルスが猛威を奮う可能性もあるため、引き続き注意が必要だ。
いずれにしても専門家はワクチンの接種を勧めており、ニューヨーク市では行政総合窓口311に問い合わせをするか、CDCのウェブサイトでワクチン接種ができる近隣施設を知ることができる。
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