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7月29日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、シティバイク利用中に事故に遭った男性が、その運営会社モティベートと、ヘルメットの着用を義務付けていないニューヨーク市に事故の責任があるとして起訴し、同社と市に賠償責任があるという判決が下されたことが同28日、分かった。
ロナルド・コーウェンさんは2013年10月、東56丁目のシティバイクのステーションで自転車をこぎ出そうとしたところ、自転車のタイヤが固定ラックに引っ掛かり転倒し、脳に障害が残るけがを負った。コーウェンさんは、同社に事故の原因となった固定ラックの設計を見直すよう、また市に対しては、ほかの都市と同様にレンタルのヘルメットを提供すべきであると訴えていた。
コーウェンさんは、当初同社と市に対し計15万ドル(約1530万円)の損害賠償金を求めて起訴したが、連邦裁判所はヘルメットを着用していなかったのはコーウェンさんの責任だという判断を下した。しかし、この判決を受け、コーウェンさんが控訴したところ、州控訴裁判所は「ヘルメット着用を義務付けなかった市にも責任がある」とし、市に対して責任放棄という判決を下したという。
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