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【4月28日付ニューヨークポスト】非営利団体、センター・フォー・NYC・ネイバーフッズの最新の報告書によると、市場価格以下で住宅を購入し、1年以内に転売し大幅な利益を上げる不動産投資「フリッピング」がニューヨーク市内で急増している。
市では2017年、1世帯から4世帯向け住宅2000戸以上が、フリッピングを目的とした不動産投資家に購入されていた。また市内5区で過去5年間に9000軒の住宅がフリッピングされ、賃貸住宅を含む1万5000戸の価格に影響を与えた。不動産投資家が昨年支払った、1平方フィート当たりの中間価格は212ドル(約2万3000円)で、一般市場での中間価格は368ドル(約4万円)だったという。
不動産記録の無作為抽出調査によると、クイーンズ区セントオルバンズの住宅は投資家が16年に購入した価格に60%から95%上乗せして、昨年転売されていた。
同団体の政策調査部副部長、キャロリン・ナジさんは「フリッピングは市民の幸福と不動産の急激な価格上昇に悪影響を及ぼしかねない。市の不動産が手の届かないものになる」と懸念している。
ニューヨーク州政府もフリッピング対策に乗り出し、投機的取引への大幅増税法案などが州議会に提案されている。

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