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【6日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】長年にわたりブルックリン区の世話役として活動し、毎年9月1日のレイバーデー(労働者の日)前後に行われる、ウエスト・インディアン・カーニバルの主催団体の代表を務めていたウイリアム(ビル)・ハワードさんが5日、同区の自宅で亡くなった。睡眠中の自然死とされる。75歳だった。
バージニア州フレデリックバーグ市出身。黒人女性として米国で初めて米下院議員に当選したシャーリー・チゾルムさん(1924〜2005年)の補佐役を1965年から長く務めた。親し人によるとハワードさんは生前、「カーター、ブッシュ父子、クリントンの各大統領をはじめ、ワシントンのお偉方にはほとんど会ったことがある」と、口ぐせのように語っていたという。その後、エクイタブル生命保険会社の副社長や米司法省の副管財人などを歴任した。
今年のカーニバルは今月31日からブルックリン美術館でのイベントや子どもを対象としたパレードで幕を開け、9月3日、羽根付きの冠など華やかな衣装を身に着けた参加者が路上に繰り出すパレードでクライマックスに達する。その計画も大詰めの段階での、突然の死だった。
ハワードさんの家族は「悲しみに暮れている。ビルを心から愛しており、とても寂しい」との談話を発表した。

ハワードさん。同カーニバル主催団体のフェイスブックより
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