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ニューヨーク州内で最も水質の良い水道水は、ニューヨーク市内のものであることが、非営利団体、NYパブリック・インタレスト・リサーチ・グループが28日に発表した調査報告書から明らかになった。
同団体は州内の水道水に含まれる汚染物質の量を地域別に調べ、数値化して集計。ニューヨーク市で汚染物質の量が最も少なく、ロングアイランドが最も多かった。他に、ハドソンバレー、オールバニ周辺のキャピタルリージョン、州北西部でも汚染物質が多く検出された。
29日付ニューヨークポストによると、ニューヨーク市では水源である州北部の貯水池から市内までの水路付近での再開発を規制。水質汚染源となる下水道や農薬などの流入を未然に防いでいる。
一方、ロングアイランドの水道水からは白血病の原因になり得るストロンチウムや発がん性や奇形児出産が懸念されるダイオキシンなどを多く検出。同紙によるとロングアイランドの水源は地下水。工場で広く触媒として使用されていたダイオキシンが流れ込んで残留したものと考えられている。同団体は自治体に対し、水質の定期的な検査、汚染物質のデータベース拡充、水源の水質保全など改善策を提案している。
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