マンハッタン区のウェーバリープレースとクリストファー通りの間にある「ゲイ通り」。LGBTQコミュニティーの中心地だったグリニッチビレッジにあるため、同性愛者を指す「ゲイ」という言葉が付いたと思っている人も多いだろう。しかし、通りの由来は別のところにもあるようだ。ニューヨークタイムズが27日、報じた。
6月にニューヨーク市内で開催された「ワールドプライド2019」以降、ゲイ通りには「レズビアン通り」など10の標識が追加されている。クレジット販売大手マスターカードは7月、LGBTQ支援団体の協力を得て、これら10の名前を正式名称とするよう書簡を市運輸局委員会に送付した。
これに対し異議を唱えたのがゲイ通り沿いに42年間住んでいるという古人類学者のイアン・タターサルさん。「断固反対。通りの歴史的重要性を矮小化する宣伝行為」と憤る。歴史家のアンドリュー・バーマンさんによるとゲイ通りが市の記録に登場するのは1827年。当時この周辺には白人富裕層の使用人だった黒人が多く住んでおり、奴隷解放活動家のシドニー・ハワード・ゲイに由来するとの見方もあるという。一方でゲイは1827年当時13歳だったため、奴隷解放活動家説を疑問視する声もある。通りの名前は市議会が決定する。
「ゲイストリート」名前巡り論争に LGBTQの象徴? 奴隷解放に由来?
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