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ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は2日、マンハッタン区金融街のチプリアーニで行われたゲイ・メンズ・ヘルス・クライシス(GMHS)の基金集めパーティーの席上で、2020年までに、同州でのエイズの「まん延」に終止符を打つとの目標が達成される見込みであると発表した。
同州で18年、エイズを引き起こすHIVウイルスに感染したと診断を受けた患者数は2481人で、前年から11%減少していた。同州がエイズ撲滅の取り組みを開始した14年と比較すると、28%の減少だった。
知事はエイズ撲滅のために、HIVウイルスに感染した患者の特定、追跡、治療に重点を置く「三点計画」を推進。また、避妊具を使用しない無防備な性交による同ウイルスへの接触のリスクを劇的に減少させる予防薬(PrEP)も取り入れた。州保健局(DOH)の調べによると現在、17年から32%増にあたる約3万2000人のニューヨーカーがPrEPを服用しているという。
また、長期にわたり感染の中心地だったニューヨーク市では、PrEPによる予防の他、HIVウイルス感染の診断を受けた患者に対し、同ウイルスを低レベルに抑える抗レトロウイルス薬の投与をただちに開始する治療法を導入。エイズ発症や第三者への感染防止に大きな効果を上げてきた。
GMHSは1982年、ニューヨーク市で創設。世界初のHIVおよびエイズ患者支援団体。

クオモ知事の公式ツイッター
(@NYGovCuomo)より
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