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ブロードウェーミュージカル「ウエストサイド物語」の初日となった20日、上演館であるマンハッタン区西53丁目のブロードウェー劇場の前で、出演者の1人に対する抗議集会が行われ100人以上が集まった。ニューヨークポストが同日報じた。
抗議の対象になっているのは、劇中でプエルトリコ系ギャング団「シャークス」のリーダー、バーナード役を演じるアマー・ラマサーさん。元ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)のダンサー、アレクサンドラ・ウォーターバリーさんによると、ラマサーさんら複数のNYCBの男性ダンサーが、ウォーターバリーさんを含めた女性ダンサーの裸の写真や動画を共有。ウォーターバリーさんらは2018年9月に民事訴訟を起こしている。起訴直後、ラマサーさんはNYCBから解雇されたが、19年4月、米国音楽芸術家組合の調停人の裁定によりNYCBに復帰した。
オンライン上の署名収集団体「チェンンジ・ドット・オーグ」でラマサーさんの降板を求めて5万人以上の署名を集めたというミーガン・ルビンさんは、「ラマサーさんが舞台の上にいるべきではないことをプロデューサーに知ってもらいたい」と怒る。
一方、「ウエストサイド物語」のプロデューサー、スコット・ルーディンさんは、CBSのニュース番組「60ミニッツ」の中で「彼を降板させる気はない」と話した。

アレクサンドラ・ウォーターバリーさんの
公式インスタグラム(@alexandra_waterbury)より
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