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ニューヨーク州都市交通局(MTA)のコロナ対策で、3分の2のニューヨーカーが「公共交通機関は安全だ」と感じているとの世論調査がまとまった。ニューヨークポストが19日、報じた。
この調査は同紙がMTAのバスや地下鉄を利用する1万5000人を対象に昨年7〜9月に実施した。31%が「公共交通機関は安全だと感じる」と回答。さらに、45%は「強く同意する」とした。MTAは24時間、休日なしでバスや地下鉄内の殺菌作業を実施。コロナ対策に3億5300万ドルを費やしたとしている。MTA下にあるニューヨーク市交通局(NYCTA)のサラ・フェインバーグ暫定局長は「清潔で安全な交通機関を目指し、できることは何でも実施している。重い責任を感じている」とコメント。ホフストラ大学で公衆衛生を教えるアンソニー・サンテラ教授も「安全対策を講じていると知らしめることが重要」と指摘している。
ただし、乗客の関心は「他の客のマスク着用」「地下鉄内での健康維持」「犯罪やハラスメントの防止」であることも判明。活動家団体、トライステート・トランスポーテーション・キャンペーンのニック・シフエンテス氏は「コロナ対策は高価な演出にすぎない。エッセンシャルワーカーは24時間営業の復活を望んでいる」と批判的だ。

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