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2030年の肥満率42%に 上昇の一途とCDC予想
米疾病対策予防センター(CDC)は7日、米国における肥満傾向に関するデータを公表。2030年までに成人の42%が肥満になる、という予想データを発表した。現在の割合は3人に1人とされるが、近い将来それを大幅に上回ることになる。
CDCの肥満専門医ウィリアム・ディエツ氏によると、30年には適正体重から100ポンド以上超過の重度肥満率は11%にまで膨れ上がる恐れがあるという。また、幼少期に肥満だった人は、成人してから重度の肥満になる傾向が高いと指摘する。
09年および10年のデータによると、全米の未成年者の17%が肥満となっており、また45歳〜64歳の年齢層でも目立つ。CDCのシンシア・オグデン氏によると、過去10年間の成人女性の肥満率は横ばいだが、男性は徐々に上昇しており、特に高収入の男性に顕著だという。
今回のCDCの調査に携わったデューク大学の健康経済学者エリック・フィンケルスタイン氏は、肥満率を高める要素として、食品の価格やファストフード店の普及率、失業率などを挙げている。
米国では肥満問題の深刻化により、医療費も大幅に上昇している。糖尿病や心臓病などは肥満が原因となり引き起こされる疾病の代表格で、現在、米国の医療費の約9%(年間1500億ドル)が関連疾病の治療費に使われているが、30年には5500億ドルにまで膨れ上がると予想されている。
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