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ニューヨーク市では、地下鉄車両内で無断でダンスパフォーマンスを披露することが禁じられているが、ことしに入ってから市警察庁(NYPD)の取り締まりが強化されている。
軽犯罪であっても野放しにしておけば秩序が乱れ、その結果より重大な犯罪に繋がるとする「割れ窓理論」をモットーに、NYPDはことしに入りすでに昨年同時期よりも40人多い240人のパフォーマーを逮捕した。
一方、混雑した車両内で互いに目を合わせず忙しく通勤する乗客を楽しませることで、自らも生計を立てていることに誇りを持つ地下鉄パフォーマーたちは、こうした現状に不満を募らせているようだ。
ある男性パフォーマーは、先日もパートナーと共に車内のポールや手すりを使ったアクロバティックなパフォーマンスを繰り広げた。迷惑そうな乗客もちらほら見られたが、笑顔で歓迎する乗客も多かったという。「地下鉄車両内でのパフォーマンスはニューヨークの文化」とある女優は言う。
しかし、NYPDはパフォーマンスを迷惑に感じている乗客が大多数との見方を示す。「ダンサーの失敗で乗客がけがをする危険もあるうえ、本人が負傷することもある」と交通課のジョセフ・フォクス課長は指摘する。
なお、NYPDは「割れ窓理論」をモットーとした取締強化を20年前にも実施。当時対象となったのは、公共の場での飲酒、物乞い、交差点で車のワイパーを拭き代金を請求する行為などだった。
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