ナッツ・バターにサルモネラ菌 複数の食料品店で自主回収

 トレーダー・ジョーズやホール・フーズなど全国の食料品店は現在、サルモネラ菌汚染の可能性があるナッツ・バター製品を自主回収している。
 ナチュラルチョコレート製品を製造するエンスパイアード・ナチュラル・フーズ社は、自社の「アローヘッド・ミルズ®ピーナッツ・バター」と「マラ・ナサ®アーモンド・バター&ピーナッツ・バター」、およびトレーダー・ジョーズ、ホール・フーズ、クローガー、セーフウェイの同種プライベートブランド商品の回収を発表した。
 同社によると既に4人の病人が出ており、回収を発表した製品が発病の原因となった可能性があるという。
 トレーダー・ジョーズは、消費期限が2014年12月27日から2015年6月18日の間の「ロー・クランチー・アンソルテッド・アーモンド・バター」、同じく2014年12月27日から2015年7月18日の間の「ロー・クリーミー・アンソルテッド・アーモンド・バター」について注意を喚起するよう、顧客にEメールを送った。これらの製品は既に店舗からは撤去されているという。
 サルモネラ菌は重病の原因となり、免疫力が低下している人や子どもの場合は死に至る可能性もある。病状としては高熱、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛が挙げられる。