ブルックリンでガス爆発 1人死亡、けが人も

 3日午後1時ごろ、ブルックリン区ボローパークの3階建てアパートメントビルでガス爆発が起き、64歳の女性1人が死亡、少なくとも3人のけが人が出る事故があった。2階に住む住民が、自分の持ち物であるガスコンロを持ち出すために行った引っ越し作業中に、ガスに引火したものとみられている。
 ニューヨーク消防局(FDNY)によると、死亡したのは、このビルの3階に住んでいたリジア・プエロさん。爆発のあった火元近くの階段にいたとみられている。消防は意識のないブエロさんを階段近くで発見。まもなく死亡が確認された。
 事故直後、ビルから助け出されたのは3人のけが人。34歳と27歳の男性は、足の骨を折るなどの軽傷。9歳の男児も足にけがをするなどし、いずれもニューヨーク・メソディスト病院に搬送されて手当を受けた。その後、けが人が10人以上との報道もある。今後もけが人の数は増える可能性があるが、ビルの住民49人は知人や家族のところへ避難し、米赤十字の提供するホテルへ一時避難する者もいるという。
 この引っ越しとガスコンロの移動は、事前に届け出られていた。警察と消防は詳しい出火原因を捜査中だ。