ジェットスキーで通勤「気分は最高!」 自由の女神を横目に、摩天楼を一望

 ニュージャージー州ジャージーシティー在住のデービッド・パイクさんは、ブルックリン区にあるオフィスまでジェットスキーを使って通勤している。パイクさんの優雅な通勤をニューヨーク・デイリー・ニュースが19日、レポートした。
 パイクさんは、イベントに路面電車型バスを貸し出すニューヨークトローリー社の創業社長。バスの車庫がブルックリン区レッドフックのマリーナにあったことから1996年型ヤマハ・ウェーブ・ベンチャーを競売サイトで、1000ドル(約10万円)で購入。4月から11月に週3回、ジェットスキーで通勤することに。
 Tシャツと短パンに救命胴衣を付け、自宅そばのマリーナから出発。自由の女神を横目で見ながら、時速40マイル(時速約64キロ)でニューヨーク湾を横切ってブルックリン区を目指す。「気分は最高!」と満面の笑みで話すパイクさんによると、これまで1時間半かかっていた通勤時間は15分に短縮。自宅からシャトルバスでPATHトレインの駅まで行き、地下鉄を乗り継いでいた日常とは「天と地の差」だ。
 引き潮のときには、自由の女神から650フィート(約2キロ)南側に小さな砂州ができる。そこに1人で立ってマンハッタン区の摩天楼を眺めるのは「至福のひととき」だ。妻のキャロラインさんも「確かに世界最高の通勤ね」とうなずいた。

1996年型ヤマハ・ウェーブ・ベンチャー。ユーチューブのチャンネル「fiero880」のスクリーンショットより(photp:fiero880/Youtube)