ニューヨーカーの大半が第2波を懸念 シエナ大学の世論調査

 多くのニューヨーカーが新型コロナウイルス感染の第2波を懸念していることが、シエナ大学が発表した世論調査で明らかになった。ニューヨークポストが13日、報じた。
 同調査によると、回答者の82%がこの秋に第2波が来ることを予想。また、62%が第2波は第1波より深刻なのではと懸念している。78%が自身や家族が感染する可能性があると警戒していることも明らかになった。さらに、70%が、今後も政府による感染防止を選好するとしており、感染リスクが高まっても経済再開を望むとする回答者は22%にすぎなかった。集計にあたったシエナ大学のドン・リービ—さんは、経済再開を優先する「共和党支持者を除き、全ての人口統計区分で、大半がより深刻な第2波を懸念しており、景気が悪くなったとしても感染防止を優先させることを政府に望んでいる」と指摘している。
 また、回答者の56%が社会的距離が取れない場合は家族の集まりにも参加しないと回答。64%は屋外での飲食は問題ないと答えているが、35%が屋外飲食を「快適ではない」と回答。テニスやゴルフを楽しむとした人が64%、床屋や美容院に行くとした人が60%いた。回答者の64%がこの秋から地域の学校が再開すると予想していることも分かった。
 この調査は、ニューヨーク州内の400人を超える選挙民を対象として6月28日から7月8日の間に行われた。誤差の範囲は3.7%だという。

屋外で営業する飲食店の様子。ブルックリン区で12日、撮影(Photo: Yurika Fukagawa / 本紙)

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