クオモNY州知事のセクハラ疑惑 「唇にキス・ストリップポーカー」と元顧問

 

 

クオモNY州知事のセクハラ疑惑

「唇にキス・ストリップポーカー」と元顧問

 

 ニューヨーク州のクオモ知事(民主)のセクハラをほのめかしていた元顧問が、具体的な内容を暴露した。24日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

 訴えを起しているのはリンゼー・ボイランさん。昨年12月13日にクオモ氏のセクハラをほのめかすツイートをしていたが、唇にキスをした、敗者が脱衣をする「ストリップポーカー」を飛行機の中で提案したなど、具体的な内容をブログに投稿。「臀部や腕、足を触るまでに至った」とも。そして「セクハラやいじめが横行し、脅しを使って反対派の口を封じる」と断じた。

 これに対し、クオモ氏の報道官は同日、「事実無根」と否定した。ただし、州議会では共和党議員や民主党議員の一部から独立調査を求める声が上がっている。カール・ヘイスティ下院議長(民主)は「訴えは深刻」と指摘。アンドレア・スチュワート=カズンズ上院多数党院内総務(民主)も「憂慮すべき内容」とコメントしている。

 ボイランさんは2015〜18年、州経済開発局やクオモ氏の下で働いた。現在、マンハッタン区長選挙に出馬中。高齢者施設における州のコロナ対策を批判したロン・キム州下院議員に対し、クオモ氏が威嚇する電話をかけたとされることが今回の投稿の動機になったと明らかにしている。

訴えを起しているリンゼー・ボイランさんのホームページ(Photo: 本紙)

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