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(米国三井物産株式会社 社長)
輝かしい新春をお迎えのことと
お慶び申し上げます
2024年を振り返りますと、元日に能登半島を震度7の地震が襲い、夏から秋にかけては土砂災害や浸水被害が各地で発生するなど、自然災害が相次ぎ大きな被害をもたらしました。また、世界を見ても各地の紛争は収まらず、米国での政権交代の影響等もあり、環境変化への対応力がより問われる時代になってまいりました。
その一方で、世界で活躍する日本人が注目を集めました。パリ2024パラリンピックでは、18歳の小田凱人選手が車いすテニス男子で史上最年少金メダルを獲得し、大谷翔平選手がシーズン通した活躍でチームをワールドシリーズ優勝に導き、MLB史上初となる指名打者でのMVPを受賞したのは、皆様の記憶に新しいことと思います。
実は、日本クラブ初代会長の高峰譲吉博士も世界で活躍した日本人の一人です。昨年5月、ワシントンD.C.で全米発明家殿堂のセレモニーが開催され、高峰博士が殿堂入りを果たしました。死後100年以上経っての殿堂入りですが、近年、コロナワクチンの副作用で起こり得るアナフィラキシーショックに対し、エピペンの効果が実証されています。この薬は博士が世界で初めて抽出に成功し、特許を獲得した「アドレナリン」が主成分です。この偉業と功績が今回改めて評価されたのかもしれません。
高峰博士が1905年に設立した日本クラブは今年120周年を迎えます。在ニューヨークの日本人や、日本企業の社員とその家族の交流を目的に各種イベントを定期的に開催しており、本年も会員相互の親睦を深めるとともに、日米交流の振興に尽力してまいります。
本年が皆様にとって実りある素晴らしい年となりますよう、心から祈念申し上げます。
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