世界中からニューヨークに集まる駐在員。最近はマンハッタンよりブルックリンに注目し、好む傾向がある。フォーブスが4日、伝えた。

「ブルックリンは昔は安さで選んだが、今はトレンディーな文化が魅力」と指摘するのは不動産仲介業ダグラス・エリマンのエージェント、サラ・ケネディーさん。ブルックリンのライフスタイルは、世界各地のレストランやグリーンスペース、アメニティー、コミュニティーに似ており、駐在員を引き付けるようだ。
建築家の夫と共に、トロントからグリーンポイントに引っ越してきたケート・マッキャナンさん(32)は「一目で気に入った。落ち着いているし、騒音も少なく、美しい公園にも恵まれている」と話す。「The Dupont」のようなモダンな高級アパートもプラスだ。
時計業界の仕事の関係で妻と一緒にチューリッヒから移ってきたアレキサンダー・ラナラスさん(37)は、このThe Dupontに住む。「オフィスに近いマンハッタンを考えていたが、同僚に勧められてブルックリンに来て驚いた。レストランやカフェは故郷を思い出させる」と語る。グルメのラナラスさん夫妻は外食が多い。お気に入りは Greenpoint Fish & Lobster のロブスターロールと Little Tiffin のタイ風炒め麺パッシーイウ。イタリア風のアペリティーボを楽しむならカフェ Bakeri。Bar Americanoのカクテル、アメリカーノやネグローニズバリアートもおすすめだ。その少し南、プロスペクトパークの近くには「One Park Point」がある。そこに夫と共に住むのはクリオダナ・バークさん(34)。金融サービス会社に勤め、ロンドンから転勤してきた。「緑の多いノースロンドンに住んでいた。プロスペクトパークにも緑があふれている」と満足げだ。よく足を運ぶのが The Highbury Pub。ロンドンを思い出し、ホームシックにかからずにすんでいるという。
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