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全米の名門大学に連邦補助金の停止をちらつかせ圧力をかけるトランプ政権に対し、ハーバード大学が提訴し戦う姿勢を示した一方で、コロンビア大学は交渉の道を選んだ。ニューヨークタイムズが16日、伝えた。

トランプ政権は、コロンビア大学がユダヤ人学生を反ユダヤ主義的な嫌がらせから適切に保護することを怠ったとして、同大学への連邦補助金4億ドルの取消しを決定。政権の要求を受け入れなければ資金回復は絶望的だと威嚇した。政権は3月、資金回復を検討するための9つの要求を大学に提示。その一つとして、同大学の中東・南アジア・アフリカ研究学科の自治権剥奪を求めた。
同大学の中東研究学科はこれまでに、反イスラエル的な傾向に支配されているとの批判を受けていた。政権は他にも、大学のセキュリティー課に逮捕権限を付与することや抗議運動の際のマスク着用を禁止することなどを求めた。
大学は、政権を満足させるため、要求の大部分は受け入れたものの、各要求の文言と内容を修正。政権が要求する自治権剥奪は避け、全ての中東関連プログラムの審査と改善、学部間の連携強化に同意、抗議運動の取締りと学生規律の変更を実施した。
4億ドルの補助金はまだ返還されていないが、大学側は、交渉が続いている限りは提訴の予定はないとしている。
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