政治信条は違っていても、アメリカの大統領には共通点がある。皆、ステーキが好きなのだ。グルメ情報サイト、チャウハウンドが15日、6人のステーキにまつわる逸話を紹介した。
1)グラント大統領

ユリシーズ・グラント第18代大統領(1822-1885)
グラント大統領は陸軍士官学校卒で、北軍の将軍として活躍した。にもかかわらず血が嫌い。食事も、血を見ただけで皿ごと返した。だから、十分に焼いたステーキを好み、焦げていても大丈夫。サイドはポテトやマッシュルームとシンプルだった。
2)タフト大統領

ウィリアム・タフト第27代大統領(1857-1930)
タフト大統領のあだ名は「ビック・ビル」。大食漢で、歴代きってのステーキ好き。ほぼ毎朝、12オンスのステーキをペロリ。フルーツ、コーヒー、トーストを一緒に食べるのを好んだが、朝食に付きものの卵は遠慮した。就任から2年後、ダイエットを試みたものの、朝食ステーキはやめられない。仕方なく6オンスに減らした。
3)アイゼンハワー大統領

ドワイト・D・アイゼンハワー第34代大統領(1890-1969)
アイゼンハワー大統領はテキサスで生まれて育った。お好みはサーロインの厚切りのレア。オイルを塗って塩を振り、焚き火の中に放り込んで、周囲の人が驚くのを見て面白がった。黒焦げの肉塊を切ってみると、中は見事なピンク色。また歓声が上がるのだ。
4)ケネディ大統領

ジョン・F・ケネディ第35代大統領(1917-1963)
ケネディ大統領は、イメージに反して持病を抱えて胃腸が弱かった。そのためホワイトミートが中心。たまにステーキを食べても薄味で。マッシュドポテトや柔らかく煮たニンジンをサイドに付けたと、愛人だったインガ・アバドが述懐している。
5)ブッシュ(父)大統領

ジョージ・H・W・ブッシュ第41代大統領(1924-2018)
ブッシュ(父)大統領はマサチューセッツの生まれ。政治家としての振り出しがテキサス選出の下院議員で、ステーキ大好き。入院中にもステーキを取り寄せたほどだ。よく通ったカントリークラブでは血が滴るようなレアを注文。マッシュルームの赤ワインソースがお気に入りで、メニューにサインをした。
6)トランプ大統領

ドナルド・トランプ大統領(1946-)
支持率の低下が止まらないトランプ大統領は常に「石のように固い」ウェルダン。しかもケチャップを付けて食べるから、ここでも物議を醸す。サイドにはポテトやコブサラダ、もちろんダイエットコーラも欠かさない。
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