2026年2月13日 NEWS DAILY CONTENTS

人気の市販ドッグフードに「危険レベル」の成分、鉛や水銀、発がん性化合物など…新しい調査で判明 

人気の市販ドッグフードのサンプルには、「危険なレベル」の重金属、プラスチック汚染物質、および食品が高熱にさらされたときに生成される発がん性化合物であるアクリルアミドが含まれていることが、新しい調査で明らかになった。CNNが12日、伝えた。

調査した団体は、ドライから生・冷凍まで売れ筋の79サンプルを購入。連邦政府認定の研究所がプラスチック、農薬、鉛、ヒ素、水銀、カドミウム、アクリルアミドについて1万1376件の個別検査を実施した。写真はイメージ(photo: Unsplash / Ayla Verschueren)

調査をしたのは、コロラド州に拠点を置く非営利団体、クリーン・ラベル・プロジェクト。同団体は、消費財の純度を検査し、その商品が厳しい基準を満たしている場合には、メーカーに認定ラベルを付与している。

報告書によれば、同団体が過去10年間に検査したドッグフードには、人間の食品と比べて3~13倍の重金属が含まれていた。この数値は、コーネル大学獣医学部(ニューヨーク州イサカ)の教授で栄養学の専門家である獣医師ジョセフ・ワクスラグ博士らによる先行研究で確認された数値と類似している。ワクスラグ博士らは2018年、カロリーベースで人と犬の重金属摂取量を比較した論文で「人と比較すると、犬は1日当たり3~7倍の量の重金属を摂取していることが判明した」と発表。同大獣医学部は全米トップレベル。

汚染度が最も高いのはドライフード

クリーン・ラベル・プロジェクトの試験によると、ドライフード(キブルとも呼ばれる)が最も高いレベルの重金属およびその他の汚染物質を含み、次にエアードライおよびフリーズドライのドッグフードが続いた。生肉および冷凍ドッグフードは最も低いレベルの重金属を含んでいた。また、ドライフードのアクリルアミド含有量は生肉や冷凍ドッグフードの約24倍で、ある製品では780ppb(10億分の780)が検出された。

同事務局長のモリー・ハミルトンさんは、飼い主の85%以上がペット犬にドライフードを与えており、ほとんどの犬は多くの場合、生涯を通じて毎日同じ種類のドッグフードを食べているとして「ドライフードだけが犬の食事であるならば、重金属の蓄積が犬のがん発生率の上昇の一因となっている可能性がある」と述べた。研究によると、重金属は犬の腎臓や肝臓に蓄積し、慢性疾患の原因となる可能性があることが、また、鉛やカドミウムへの曝露は、犬の主な死因であるがんと関連があることが判明している。米国獣医師会によると、犬の約4匹に1匹が、生涯でがんを発症するという。

飼い主にできることは?

獣医師も同意し、予算にも合うなら、生鮮食品や冷凍食品を検討してみよう。しかし、犬によっては好き嫌いが激しく、ドライフードから生鮮食品や冷凍食品に切り替えることが困難な場合もある。ハミルトンさんは、「食事をローテーションすることが、おそらく最善の方法」とアドバイスする。「ドライフードを使い続けるなら、他のブランドとローテーションして食事を多様化させること。人間も毎日同じものを食べたくないでしょう。犬だって、新しい食べ物にはエキサイトするんです」

                       
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